070604_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月4日 |
070604_01 |
大真空 |
受動部品 |
発振子・共振子、振動子 |
自動車機器用 |
裏面のハンダ付け端子を2端子構造とてし応力の逃げやすい構造にしさらにバンプを形成することで耐久性を向上させた3225サイズの車載用SMD水晶振動子
大真空は、3225サイズの車載用SMD小型水晶振動子「DSX320」を開発した。サンプル単価は500円。7月から月産100万個体制で量産を開始する。
「DSX320」は、裏面のハンダ付け端子部を2端子構造とし、製品の対角位置に配置することで応力が逃げやすい構造にした。また、端子部にバンプを形成することで緩衝効果の高い構造にし、基板との接合強度を高めた。これらにより、ハンダ付け部に発生する応力を緩和させてハンダ付け部の耐久性を大幅に向上させた(特許取得済み)。
同製品は既存のDSX321G用生産設備を共用できるため、ニーズに速やかに対応できる。その他の特性面ではDSX321Gタイプと同等の高精度・高信頼性を実現している。
外形寸法は3.2×2.5×0.85ミリ。9.8―55メガヘルツの幅広い周波数に対応する。耐冷熱サイクル性(ハンダクラック)は3000サイクル対応(同社試験条件)。RoHS指令対応。
車載用途のプリント基板と電子部品との接合部(ハンダ付け部)には熱膨張率の差から生じる応力が常に加わり、接合部にクラックが発生して疲労破壊(接続点不良や部品外れ)が発生する。セラミック―ハンダ間にバネ性を持った金属材料を配置して応力の緩和を図る構成が考えられるが、3225サイズのような小型部品では技術的難易度が高く、大幅なコストアップにつながる点が課題となっていた。
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