簡易防塵構造で接触信頼性を向上し小型でありながら１０A定格の高容量に仕様変更した全モールドロッカスイッチ１６機種

　日本開閉器工業はこのほど、全モールドロッカスイッチ「ＪＷシリーズＳタイプ　１０Ａ定格品」（計１６機種）を開発、きょう１日から販売開始する。小型・高容量の特徴を生かし、通信機器や無線応用機器、電子計測器、オートメーション機器、事務用機器、民生用電子機器、アミューズメント機器など幅広い分野への展開を目指す。

　新製品は、既に実績のある全モールドロッカスイッチ「ＪＷシリーズＳタイプ」の電流容量６Ａを、小型でありながら１０Ａ定格の高容量に仕様変更したもの。

　簡易防塵構造（操作部とケース部間にカバーを付加し、塵埃が侵入しにくい構造）により、接触信頼性を向上。確実な切り替えと軽快な操作感が得られる。スナップイン取り付けにより取り付け工数を削減。接触間距離３ミリメートル以上とし、絶縁性、耐圧性を向上。

　端子部のインサート成形によりフラックスの進入をシャットアウト。タブ＃１８７端子とハンダ端子の兼用端子。１５×２１ミリメートルのコンパクトサイズにより省スペース化に貢献する。操作部３色、本体２色の豊富なカラーバリエーションを用意。照光式、非照光式の豊富なシリーズ構成。

　バリエーションは、照光式・単極単投タイプがＪＷ―Ｓ１１ＲＫＫＭを含む６機種、非照光式・単極単投タイプがＪＷ―Ｓ１１ＲＫＫを含む５機種、非照光式・２極単投タイプがＪＷ―Ｓ２１ＲＫＫを含む５機種。