携帯機器用マイコンの低電圧駆動に最適な業界最小のパッケージで検出電圧精度プラスマイナス0.5％を実現した遅延機能付きシステムリセットIC

　ミツミ電機はこのほど、業界最小のパッケージで検出電圧精度プラスマイナス０.５％を実現した遅延機能付きシステムリセットＩＣ「ＰＳＴ８３ＸＸ／８４ＸＸシリーズ」を開発、７月から量産を開始する。サンプル価格は６０円（税別）。生産計画は厚木事業所で７月から月産１００万個を予定。

　携帯電話や携帯オーディオ端末用に部品の小型・低消費電力化が進んでいる。携帯機器用のマイコンは低電圧駆動が多いため、低電圧での検出電圧値の高精度化が求められている。同社は検出電圧ＩＣ分野で小型・低消費電流タイプを中心にバリエーションを展開してきた。今回の新製品は小型で面実装、高精度電圧検出、遅延機能付きのシステムリセットＩＣとして開発したもの。

　特徴は（１）省スペース実装面積（１.１×１.４ミリメートル、ＳＳＯＮ―４パッケージ）（２）超高精度検出電圧（３）遅延機能付き（４）超低消費電力０.３５マイクロＡｔｙｐ。検出制度は２.０―６.０プラスマイナス０.５％、０.８―１.９Ｖがプラスマイナス０.８％。検出電圧ランク０.８―６.０Ｖ。遅延抵抗精度１０ＭΩプラスマイナス１０％。

　用途は、ＣＰＵやＭＰＵのリセット回路、ロジック回路内のリセット回路、バッテリ電圧チェック回路、バックアップ回路など。