電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月8日070508_01 ローム 半導体素子 光半導体 デジタル情報家電用

小型携帯機器の高輝度化・省エネ化・バッテリの長寿命化に応える1mAの低電流域で同社従来品の約2倍の明るさを実現した世界最小・最薄のチップLED



 ロームは、世界最小・最薄のチップLED「PicoLED(ピコレッド)」シリーズに、1mAの低電流域で従来品の約2倍明るい「PicoLED−eco(ピコレッド・エコ)」を加える。携帯電話、デジタルスチルカメラなどの小型携帯機器、バッテリ駆動機器の高輝度化、省エネ化、バッテリの長寿命化の要望に応える。今月にサンプル出荷を開始し、6月から量産に入る。サンプル価格100円/個。

  アルミニウム・ガリウム・インジウム・リン(AlGaInP)系4元素の組成比を工夫し、発光が広がる独自の素子構造を採用することで、チップLEDの1mAの低電流域における光度を同社従来品より約2倍明るくした。

  光度は発光色橙で、7.5ミリカンデラ(Typ、順方向電流1mA)。同社従来品では4ミリカンデラだった。波長624ナノメートル赤で光度5.5ミリカンデラ(同)/633ナノメートル赤で3.5ミリカンデラ、黄で8.0ミリカンデラ(同)、黄緑で2.1ミリカンデラ(同)を実現した。

  これら5品種を取り揃えた。同じ明るさなら消費電力を約50%減らせる。外形寸法はピコレッドと同じ1.0(L)×0.6(W)×0.2(T)ミリ。これまで不可能だった文字高さ0.2インチ7セグ用光源や1.5ミリピッチの高密度ドットマトリクスなど、小型薄型プラス省エネタイプに使用できる。4元素素子のため、光度劣化が少ない。1608サイズのチップLEDに比べ、実装面積53%、体積74%それぞれ削減した。

  生産はローム・ワコー(岡山県笠岡市)、ローム セミコンダクタ(中国)、ローム・ワコー・エレクトロニクス(マレーシア)で行う。6月から「ピコレッド・エコ」シリーズとして月産1千万個で量産を開始する。


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