電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月27日070427_03 NECトーキン 受動部品 インダクタ・トランス デジタル情報家電用

薄型TVなどデジタル家電や通信機器におけるFPGA周辺のノイズ対策用デカップリングデバイスであるプロードライザでサイズが9.5x5.5x2ミリの小型品


 NECトーキンは、6月からデカップリングデバイスであるプロードライザの小型品「Dケース」を量産する。薄型テレビのノイズ対策用途向けに開発したもので、富山事業所で月間100万個の規模で生産を開始する。

 プロードライザは、ギガヘルツ帯までの広い周波数帯域でノイズを吸収するとともに、素早く電流を供給し、電源ラインを安定化させるデカップリングデバイス。新製品の「Dケース」はサイズが9.5×5.5×2ミリメートル。薄型テレビ向けに高さを2ミリメートルに抑えた。

 3.3Vのデジタルラインに対応した4V品を加えたラインアップ。定格電圧は2.5Vと4V。ESL(等価直列インダクタンス)は10ピコH。ESR(等価直列抵抗)は30mΩと50mΩの仕様。

 Dケースの用途としては、液晶TVなどのデジタル家電、通信機器におけるFPGA周辺のデカップリングなどを想定。データ転送速度が速くなってきたことに伴い、顕在化してきた高周波ノイズ対策に100キロヘルツからギガヘルツオーダーまでフラットなインピーダンス特性を示すプロードライザが威力を発揮するという。

 既に販売しているFケースは16.7×12.1×2.5ミリメートルサイズで、1200マイクロFの大容量、2mΩの超低ESR、1ピコFの超低ESLを実現。これまで据置型ゲーム機のCPU周り向けを中心にノートパソコン用として量産。現在は富山事業所で月間600万個、タイの生産子会社・NECトーキンエレクトロニクス(タイランド)で同400万個の規模。


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