070424_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月24日 |
070424_01 |
沖電気工業 |
半導体素子 |
半導体センサー |
デジタル情報家電用 |
アクセサリ用・携帯機器用に最適なアナログ電圧出力・フィルターレスでオペアンプ内蔵のUV(紫外線)センサーIC
沖電気工業(OKI)はこのほど、オペアンプ内蔵のUV(紫外線)センサーIC「ML8511」を開発、携帯型のUV測定器などに向けて6月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は300円(税別)。12月から月50万個で量産出荷の予定。
健康志向の高まりとともに、アクセサリ用・携帯機器用を中心にUVセンサーに対する需要が拡大しつつある。
しかし、これまでのUVセンサーICは窒化ガリウムなどの化合物半導体を用いていたため、同一チップ上に周辺回路を搭載することが難しかった。
また、シリコンを用いたUVセンサーは広い範囲の光に感応してしまうため可視光カットフィルターが必要で、さらに製造のバラツキや感度の低下という課題があった。
新製品はSOI(シリコン・オン・インシュレータ)−CMOS技術を用い、世界に先駆けてアナログ電圧出力・フィルターレスのUVセンサーを開発した。
ML8511は、オペアンプを内蔵してアナログの電圧で出力する機能をワンチップで実現するとともに、可視光カットフィルターが不要なため、低コストで携帯性の高い小型のUV測定器の開発が可能になる。
パッケージは12ピンQFNで供給される。
同社では今後、マイクロコントローラに接続するためのデジタル出力回路、さらにはアンビエントライトセンサーとのワンチップ化により、商品の品揃えを強化し、家電機器・携帯機器などの用途に向けても幅広く販売していく計画である。
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