CADシステムやコールセンターシステムなどのシンクライアントシステムの構築に最適な8ユーザーＸ8PCのマルチユーザーKＶＭスイッチ

　富士通コンポーネントは、シンクライアントシステムの構築に最適な８ユーザー×８ＰＣのマルチユーザーＫＶＭスイッチ「ＦＳ―８００８ＭＭ」を製品化、受注活動を開始した。オープン価格。販売目標は年間５００台。

　新製品は、サーバー、ＰＣを問わない安定動作で３ＤＣＡＤにも使用できるキーボード・マウスのハイレスポンス技術に、Ｃａｔ５ｅエクステンダ（ＦＥ―１０００ＣＷ、ＦＥ―２０００ＣＷ）の高品位画像伝送技術を搭載。ＣＡＤシステムやコールセンターシステムなどのシンクライアントシステムを容易に構築することが可能。

　同社のシンクライアントシステム構築ソリューションは、Ｃａｔ５ｅケーブルを使用しコンソールを必要な場所まで延ばすことが基本。従来のシステムを入れ替えず、製品の追加だけでシステム構築可能。

　既存のＰＣ、ワークステーションの使用により、ＴＣＯ削減にも寄与。ユーザーは各ユーザーコンソールユニットからあらかじめ接続許可されたサーバー／ＰＣに自由にアクセスでき、レイアウト変更などにも適する。

　会議室などに同ユニットを設置すれば、会議時も普段使用するサーバー／ＰＣにアクセスできる。

　管理者はすべての装置を運用管理でき、ＦＳ―１００８ＡＴやＦＳ―８０３２ＭＭ（８ユーザー×３２ポート）などのＫＶＭスイッチを併用することで、さらに大規模なシステムの監視運用も行える。万一ＫＶＭスイッチのトラブルが発生しても、サーバー／ＰＣがダウンすることはなく、安全で信頼性の高いシステムを構築できる。オプションのリモート電源コンセントも用意している。