070418_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月18日 |
070418_03 |
日本ケミコン |
受動部品 |
コンデンサ |
一般民生用 |
等価直列インダクタンス(ESL)を低減したリード形の導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ
日本ケミコンはこのほど、等価直列インダクタンス(ESL)を低減したリード形の導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ「PSLシリーズ」を開発、先に子会社・ケミコン米沢(山形県東置賜郡川西町)において月産200万個体制で量産を開始した。
CPUに代表されるデジタル機器の高周波化に伴い、コンデンサに対して高周波における低インピーダンス化の要求が高まっている。今回開発した「PSLシリーズ」は、現在の主力である「PSA」「PSC」の両シリーズよりもさらに高周波インピーダンスの低減を実現したもの。
高周波側のインピーダンス成分であるESLをさらに低減させるため、従来の主力サイズであったφ8からφ6.3に小型化するとともに、構造の最適化を図った。また、自社開発した最新の高容量箔と、最適化された導電性高分子材料を用いることにより、「PSCシリーズ」と同等の容量と等価直列抵抗(ESR)を実現した。
これらの新技術の導入で、定格電圧2・5V、静電容量560μFの製品で、従来品PSCシリーズ(φ8×8ミリメートル)では2.5nHであったESLを、PSLシリーズ(φ6.3×8ミリメートル)では1.8nHに約30%低減した。
損失角の正接0.1以下、ESR7mΩ以下、漏れ電流500μA以下、耐久性105度C2000時間、使用温度範囲マイナス55―プラス105度C。 |