070417_05
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月17日 |
070417_05 |
ルネサス テクノロジ |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般民生用 |
リアルタイム処理性能を重視し柔軟な使い方を可能とする最大動作周波数200メガヘルツのマルチコア・マイコン5品種
ルネサス テクノロジ(伊藤達会長&CEO)は16日、リアルタイム処理性能を重視、柔軟な使い方を可能とするマルチコア・マイコンを製品化、7月からサンプル出荷を開始すると発表した。
同社の「SuperH」ファミリーの制御機器向けCPUコア「SH2A―FPU」を使用するマルチコア技術を開発、同技術によるCPUを2個搭載した「SH2A―DUA」シリーズとして「SH7205」「SH7265」を製品化した(全5品種)。
いずれも最大動作周波数は200メガヘルツ。SH7205は民生機器や産業機器向け、SH7265はカーオーディオ、カーナビゲーションの普及モデルやマルチメディア機器向け。
SH2A―FPUコアは、レジスタバンクによる高速な割り込み応答速度、高コード効率化を図った高性能組込み機器向けCPU。画像処理、信号処理などに幅広く適用できる「浮動小数点演算ユニット(FPU)」を搭載し、FPUを含めたスーパスカラ演算方式によりDSP(信号処理プロセッサ)をしのぐ性能を実現している。
さらに、リアルタイム性を必要とするプログラムを内蔵RAM領域に収納、処理の応答サイクルを保証し、かつ高速な応答が特徴。従来の開発ツールで対応可能。
量産時期は、SH7205が2007年度後半、SH7265は08年度後半、09年度以降に合計月産100万個を計画している。 |