0.61型で従来比2倍速のハイフレームレートでフルHD(207万画素)のプロジェクタ用ディスプレイデバイス

　ソニーは５日、プロジェクタ用のディスプレイデバイス「０.６１型ハイフレームレート　フルＨＤ（２０７万画素）ＳＸＲＤ」＝写真＝の開発を発表した。２００５年９月に同社が開発した０.６１型フルＨＤ　ＳＸＲＤに比べ、液晶駆動速度を２倍の２４０ヘルツに向上させ、１２０ヘルツのフレームレート表示を実現した。残像感の少ない高精細な動画映像を可能にした。

　開発したデバイスは、従来からの特徴である高速応答速度２.５ミリ秒と２４０ヘルツ液晶駆動により、動画特性が一層向上した。

　同社は、従来の２倍速のハイフレーム表示実現のため、シリコン駆動基盤を新たに開発。配線レイアウトの最適化などを行うことで、表示エリアやパッケージサイズの共通化も実現した。従来の光学エンジンを活用できる。

　同社の家庭用プロジェクションテレビやビデオプロジェクタに搭載するほか、外部販売も行う。