070314_08
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月14日 |
070314_08 |
サムスン |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
移動体通信機器用 |
音楽再生やナビゲーション機能を持つ携帯電話向け業界最高密度の8ギガバイト組込みメモリーカードソリューション
【ソウル支局】韓国のサムスン電子は12日、業界最高密度の8ギガバイト組込みメモリーカードソリューション「moviNAND」を主要携帯電話メーカー向けにサンプル出荷を開始したと発表した。4ギガバイト製品に比べ性能、容量が2倍になったほか、他のフラッシュメモリーベースの組込みソリューションと比較して、10―20%の小型化を実現した。
8ギガバイトmoviNANDソリューションは、線幅50ナノメートルのプロセス技術により製造された16ギガビットNAND型フラッシュメモリー4個と、高速マルチメディアカード(MMC)コントローラと関連ファームウエアを1つのチップに集積した。
最大2000曲の楽曲のほか、GPS(全地球測位システム)を導入するのに十分な量の地図情報を記録できる。着脱可能なメディアカードを使用して、メモリー容量をさらに拡張することも可能という。
標準MMCインターフェイスを通じ、NAND型フラッシュメモリーに即座に接続できるため、メーカーは従来の多値セルのNAND型フラッシュをベースとしたコンポーネンツより、迅速かつ低コストで携帯端末を開発できる。
高性能、大容量、小型化を実現した同ソリューションは、業界最速のインターフェイス技術で構築されたMMCコントローラを集積しているため、毎秒52メガバイトでデータを高速処理可能だ。
高密度、高速、低ノイズのインターフェイスを提供し、セキュリティ機能も高めた同ソリューションは、音楽再生やナビゲーション機能を持つ携帯電話に最適のストレージとサムスンは自信をみせている。
米JEDEC(電子機器技術評議会)とMMCA(マルチメディアカード協会)が共同開発した「eMMC」規格に対応するサムスンのmoviNAND製品は、512メガバイト、4ギガバイト、8ギガバイトの3種類。同社は、10年までにmoviNAND全体の売上げは40億ドルに達すると見込んでいる。
今回サンプル出荷を開始した8ギガバイトソリューションは、今年4―6月期にも量産出荷開始の予定だ。
|