一般産業用のインバータ駆動に使われるCSTBT搭載のIGBTパワー半導体モジュール６タイプ

　三菱電機はこのほど、一般産業機器のインバータ駆動に用いられるパワー半導体モジュールとして、ＣＳＴＢＴ（絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ）搭載の１７００Ｖ　ＩＧＢＴモジュールＡシリーズ「ＣＭ７５ＤＹ―３４Ａ」など６タイプを開発、１０日から販売を順次開始する。サンプル価格は6000円（税抜き）から。

　新製品は、最先端パワーチップ技術で新開発した低損失のＣＳＴＢＴを内蔵したことにより、一般産業機器を駆動・制御するインバータシステムを従来比２０％省電力化する。

　また、ＣＳＴＢＴ採用による発熱量の低減と、従来のパワー素子よりも小さなチップサイズを生かすことで、実装面積を従来比最大約５０％減まで小型化している。

　定格電流は、７５、１００、１５０、２００、３００、４００Ａ、コレクタ・エミッタ間飽和電圧は２.４５Ｖ（１２５度Ｃ、標準値）、絶縁耐圧は３５００Ｖ（ＡＣ６０ヘルツ　、１分間）。