070306_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月6日 |
070306_02 |
東芝 |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
自動車機器用 |
カーエアコンのコンプレッサなど車載向け各種モーターを高精度に制御できるデジタル信号処理プロセッサ(DSP)
東芝はこのほど、電動パワーステアリングやカーエアコンのコンプレッサなどに用いるモーターを、高精度に制御できるデジタル信号処理プロセッサ(DSP)「TMP77FM70TUG」を開発、サンプル出荷を開始した。サンプル価格は1500円(フラッシュROM搭載品)。
新製品は、高速処理を実現する回路構成として、命令とデータを同時に参照できるハーバード・アーキテクチャを取り入れた独自の16ビットDSPコアを搭載している。また、PWMやタイマーと同期することが可能な2ユニットのアナログデジタル(AD)変換器を搭載しているため、2系統の外部信号を同時に高速変換できる。
さらに、モーター制御用にデッドタイム負荷機能付き三相PWM(パルス幅変調)出力を1チャンネル内蔵している。16ビットのアップダウンカウンタを持ち、最小分解能は25ナノ秒のPWMキャリア周波数を生成できる。
これらの機能により、モーターからの外部信号の入力精度が高まり、出力信号の分解能を細かく設定することで、より精密な制御が可能となり、電動パワーステアリングの操舵感の向上や、カーエアコンのコンプレッサの振動低減など、車載モーター応用の高性能化を実現する。マスクROM品の量産開始は12月の予定で、量産規模は月10万個。
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