070228_05
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月28日 |
070228_05 |
アトメル |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
SiGeBICMOSプロセスを使って設計されたシングルチップ5.8ギガヘルツのトランシーバICと高利得電力増幅器を結合したチップセット
【ハルブロン(ドイツ)PRN=共同JBN】米アトメルは26日、「ATR2820」シリコンゲルマニウム(SiGe)トランシーバICと「ATR7040」高利得電力増幅器(PA)を結合した新しいチップセットを開発したと発表した。
完全統合されたシングルチップ5.8ギガヘルツトランシーバATR2820は、アトメルの最先端SiGeBICMOSプロセスを使って設計されたもので、低電力消費と高周波数を兼ね備えている。
新しいデバイスには、低IFレシーバ、VCO、PLLおよび3デシベルm出力電力の伝送出力が完全統合されている。
柔軟性が非常に高く、3線シリアルバス経由で現在販売されているいかなるコードレス電話ベースバンドにも、ゲーム機とその他の消費者向け用途用の標準的なマイクロコントローラにも統合できる。
ATR2820は、データ転送レートが高く(1.152メガビット/秒)、同一ベースステーションで標準のDECTプロトコルを使用して 最高6台のハンドセットをサポートすることができ、また、1台のゲームコントローラで6つのゲームパッドをサポートできる。
ATR7040電力増幅器は、3.6Vの供給電源で、最適出力電力を25デシベルmまで増幅できる。アンテナフィルターの不使用と2デシベルの送受信切り替えスイッチを前提とすると、約1600フィートまでの伝送が可能(自由空間での通常の使用)。出力電力は、供給電圧を高めることにより、増やすことが可能。
この新しいチップセットを使用すると、デジタル家電製品市場で2つの重要課題である卓越した技術的性能と非常に低い製造コストを達成できる。電力消費が極端に低いので(平均的なRFモジュールで音声リンク1回線がアクティブな場合で26・5mA)、コードレス電話メーカーは、容量が小さいバッテリを採用してコストを引き下げることができる。
コードレス電話の設計に必要な外部コンポーネント数が非常に少なくてすむので、資材表(BOM)の点数が少なくなり、システムコストを下げられる。新しいRFチップセットは、ソフトウエアも機械的な調整も不要なので、非常に簡単に製造できる。
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