070228_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月28日 |
070228_03 |
ザイリンクス |
半導体集積回路 |
セミカスタムIC |
一般産業用 |
1つのパッケージに不揮発メモリーを取り込み1チップソリューションを可能とするSRAMベースの業界初のFPGA
ザイリンクスは26日(現地時間)、一つのパッケージに不揮発メモリーを取り込み“1チップ・ソリューション”を可能とするSRAMベースの業界初のFPGA「Spartan―3AN」の出荷を開始した。高信頼性、低価格、省実装スペースといった最近の主要な市場ニーズに対応する。発売以来、デジタル民生、移動体通信インフラなどの分野で高い出荷実績を持つ「Spartan―3シリーズ」のビジネス拡大に弾みをつける。
Spartanシリーズは、1998年1月に販売を開始。その第2世代製品として、90ナノメートルプロセスにより03年4月に発表されたのがSpartan―3で、これまでに、3E、3A、そして今回、ノン・ボラタイルを意味する「AN」シリーズが加わった(Spartanシリーズの出荷は、これまでに累計2億個、19億ドルを超す)。
3ANは、SRAMベースのFPGAに、組込みセキュリティ、簡単なコンフィギュレーション、低スタティック消費電力を特徴とする、シングルチップの不揮発性FPGAをワン・パッケージに実装した。最大140万システムゲートを搭載。最大11メガビットのユーザーフラッシュメモリーを内蔵、競合製品に比べ、最高1千倍の書き換えサイクル数(10万サイクル)、データ保持時間で20年超を実現している。
業界で求められている26種類のスタンダードI/Oをサポートする。
また、フレキシブルな消費電力管理モードによる低消費電力動作を実現する。
さらに、マルチブート・コンフィギュレーションによって、システムコストの低減を図れることも特徴となっている。
これらにより、実装スペースが限られたデジタル民生、電子医療機器など、先進的なシステムレベルの機能性を提供する。
なお同社では、07年第3四半期の末までに、全5品種の量産開始を予定している。
|