従来品比面積で60%ダウンの小型化を実現した地上デジタルワンセグ放送受信用フロントエンドモジュール

　ミツミ電機はこのほど、同社従来品比で面積比６０％ダウンと、大幅な小型化を実現した地上デジタルワンセグ放送受信用フロントエンドモジュール「ＤＶＴ７―Ｊ１１Ｄ」を開発した。サンプル価格は3000円。生産計画は、中国・天津三美電機有限公司（天津市）で今年９月から月産５万個を予定する。

　新製品は、携帯電話をはじめとする各種機器に搭載可能で、かつ小型、耐環境特性に優れた地上デジタルワンセグ放送受信用フロントエンドモジュール。

　特徴は（１）多層セラミック基板（ＬＴＣＣ）による小型パッケージ（２）移動体特性に優れたＯＦＤＭ復調ＩＣを搭載（３）３セグ放送受信用の仕様にも対応（同一形状）など。

　用途は、携帯電話、各種モバイル機器、メディアプレヤー、ナビゲーション、ＰＣなど。

　主な仕様は、受信周波数４７０―７７０メガヘルツ（ＵＨＦ１３―６２チャンネル）。入力インピーダンス５０Ω。最大入力レベルはプラス１０ｄＢｍ（ｔｙｐ）。最小受信感度はマイナス９８ｄＢｍ（ｔｙｐ）。制御方式は２�TＣバスコントロール。電源電圧２.８５Ｖ、１.５Ｖ。データ出力はシリアルＴＳ。消費電力１４０ｍＷ。形状寸法８.９×８.９×１.５ミリメートル。