070219_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月19日 |
070219_02 |
ハンドシェイクソリューションス |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般民生用 |
最大16メガバイトに容量を拡張したクロック非同期型の8ビットマイクロプロセッサコアIP
フィリップスエレクトロニクスグループの蘭・ハンドシェイクソリューションズ社は、最大16メガバイトに容量を拡張したクロック非同期(クロックレス)型の8ビットプロセッサコアIPを発売した。日本市場でも、クレジットカード用ICチップのほか、自動車用マイコン、無線通信用ICなどの用途で拡販を行う。
クロックレス型プロセッサは、回路全体を同一クロックで同期させ、動作する従来型と異なり、回路を細かく分け、それぞれの部分が非同期で動作する。回路設計は複雑になるが、低消費電力、低EME、低ピーク電流などの長所を持つ。
ハンドシェイク社は、業界初の商用クロックレスプロセッサ設計手法を確立。8ビットプロセッサ「80C51」にクロックレス設計技術を導入した「HT80C51」を販売。欧州市場を中心に、クレジットカード用ICチップなどで高いシェアを有している。
今回発売したIPコアは、メモリー容量が64キロバイトだった「HT80C51」のメモリー拡張版となり、型番は「HT80C51MX」。プログラムメモリー、データメモリーそれぞれ最大8メガバイト、合計最大16メガバイトまで搭載できる。処理性能は9MIPS、回路規模は1万ゲート。
メモリー容量の拡大によって、これまでのカード用途以外にも、ノイズ耐性による信頼性の高さから自動車用マイコンや、ゲーム機のコントローラなどに搭載されるワイヤレスセンサー用ICといった、幅広い用途での応用が可能になった。
グローバルマーケティング担当のドゥレ・ハンデネルシュートマネージャは「当社にとって、日本は(欧州に次ぐ)2番目の重点市場。06年は、日本で1社が評価段階、2社で具体的な検討段階に入っており、今後も提案件数を拡大させたい」と語る。
なお、同社IP製品の日本での販売は、日本アイ・ビー・エム・サービス(東京都中央区)が担当している。
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