電波プロダクトニュース
070215_02
使いやすく高いスイッチング周波数を持つ降圧型レギュレータファミリー6種 米ナショナルセミコンダクターは「SIMPLE SWITCHER 降圧型レギュレータファミリー」として、高いスイッチング周波数を誇る6製品を発売した。価格は1千個一括購入時1・35ドルから2.90ドル。また、同ファミリーの全製品に対応するオンライン設計支援ツール「WEBENCH」に「ダイヤル機能」を追加し、さらなる電源設計の容易化を実現した。 「SIMPLE SWITCHERファミリー」は、経験の浅いDC−DC電源設計者でも容易に扱える「使いやすさ」が特徴。89年から発売され、現在は様々な機能セット、パッケージ、電圧/電流オプションを持った500点以上がラインアップされている。 また、同ファミリー全製品は、オンライン設計支援ツール「WEBENCH」がサポート。同ツールは、受動部品の選択、電気回路図、部品リストなどを簡単な操作で作成できる。 新たに加わった六つのレギュレータは、最大75Vまでの入力電圧範囲を持ち、連続出力電流は最大3A。同社独自開発の「エミュレーテッド電圧モード」(ECM)技術によって、従来の電流モード制御方式では対応できなかった低いデューティサイクルのアプリケーションに対して、優れた負荷過渡応答を実現している。 6製品のうち、入力電圧範囲6V−42Vの3製品については50キロヘルツ−1メガヘルツ、同6V−75Vの3製品についても50キロヘルツ−500キロヘルツという幅広い領域のスイッチング周波数に対応する。 同社パワーマネジメントマーク・デビッドソンマーケティングディレクタは「周波数、入力電圧範囲ともに広範囲をカバーし、多様な用途に対応できる。日本市場では、主にアミューズメント機器や自動車、FA機器向けの販売に注力したい」としている。 今回、六つの新製品の発売に合わせ、同ツールに「ダイヤル機能」を追加。「基板サイズ」と「効率」というトレードオフ関係にある二つの条件を「ダイヤルを回す感覚」で設定。条件に合わせた形の電源システムを瞬時に自動設計する。 |
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