映像データの減衰やノイズを補正するDSPベースのアダプティブイコライザ内蔵のHDMIレシーバチップ

　高千穂交易はこのほど、米ベイティブ・テクノロジーズ（カリフォルニア州サンディエゴ）と販売代理店契約を締結、ＨＤＭＩ（ハイ・デフィニッション・マルチメディア・インターフェイス）レシーバチップの販売を開始した。既存顧客に向けて新たな提案を行い、ビジネスチャンスを拡大、３年後に２０億円の売上げを目指す。

　 ＨＤＭＩは、デジタル映像信号と音声信号を１本のケーブルで伝送できるインターフェイス規格。主に、家電やＡＶ機器向けで、現在、デジタルＴＶの多くはＨＤＭＩを搭載している。最近では、ＤＶＤプレヤー、家庭用ゲーム機など、対応機器が増加、ＴＶとの接続が容易になる。今後の市場拡大が予測されている。

　 ベ社のチップは、初めて３入力を実現、映像データの減衰やノイズを補正するＤＳＰ（デジタル信号処理プロセッサ）ベースのアダプティブイコライザを一つのチップに内蔵した製品。この分野の有力企業であるベ社製品を取扱製品に加えることで、顧客の横展開が見込め、収益の向上が期待できる、としている。