電波プロダクトニュース
070119_01
携帯端末機器にターゲットを絞った55ナノプロセスによる低消費電力セルベースIC セルベースICはASIC(特定用途向けIC)の一つ。半導体メーカーが準備したIPコアと提供するセルライブラリを用いてユーザー(機器メーカーなど)が設計する独自回路を組み合わせることにより作り上げるシステムLSI.高性能で、大規模システムLSIを多量に生産する手段として使用される。 同社は2000年に150ナノメートルプロセスによるCB−12を市場投入。以後、130ナノメートルのCB−130、90ナノメートルのCB−90と品種を拡大してきた。 今回、開発したCB−55Lは、高誘電率(ハイ−k)ゲート絶縁膜を世界に先駆けて採用したことでCB−90品に比べリーク(漏れ)電流を4分の1、消費電力を40%削減した。1平方ミリメートル上の集積度も2.3倍(92万5千ゲート)を実現している。 さらに最新のDFM(デザイン・フォー・マニュファクチャリング)の導入で微細化に伴うバラツキを抑え、高信頼性を確保している。次世代のセルベースICでは45ナノメートル世代での開発が予想される。 「CB−55Lは携帯端末機器にターゲットを絞り受注を拡大、ことし後半から08年にかけての出荷開始を予定している。08年度にはかなりの売上げを期待したい」(井口広・第1システム事業本部長)。 |
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