電波プロダクトニュース
061227_02
独自の樹脂フィルタ採用で価格パフォーマンスに優れるシリコンフォトトランジスタタイプの照度センサー 「NJL7502L」は、周囲の明るさ(明/暗)に応じて、オン/オフなどの制御を行う室内夜間灯や、玩具などの用途向けの照度センサー。RoHS規制物質を含まないシリコンフォトトランジスタタイプで、従来、「明/暗」を感知する照度センサーとして多く使用されていた硫化カドミウムを、基板上に焼結した構造の「CdSセルタイプ」の置き換えに適している。 シリコンタイプは「光を感知する領域」(分光感度特性)のピークが、人の目には見えない赤外線など、長い波長の領域になる欠点がある。そのため、特殊な光学フィルターにより分光感度特性を補正する必要があり、割高となった。 新日本無線では、人の平均的なピーク感度波長550ナノに対し、同波長560ナノを実現する安価な樹脂製光学フィルターを独自開発。さらに、発光ダイオードに多く用いられる汎用性の高いリードピンタイプのパッケージを採用し、低価格を実現した。 「分光感度特性が人の視感度に近いため、赤外線カメラを使用したナイトビジョンモード搭載型監視カメラなどにも応用できる」(同社)。 同一の明るさをもつ蛍光灯と、白熱灯を感知した際の光電流比(光源別光電流比)は1.4倍。 光電流は、蛍光灯100ルクス時33マイクロA、暗電流は、最大0.1マイクロAとなっている。 |
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