電波プロダクトニュース
061220_02
衛星通信機器向けで10―12ギガヘルツのDBSやVSAT受信システムのKu帯に使われる低雑音GaAsHEMT サンプル価格は40円。月産400万個を計画している。 Ku帯は、10―12ギガヘルツのDBS(衛星放送)受信システムや、VSAT(超小型衛星通信地球局)受信システムの低雑音増幅器などに用いる。ダウンリンク12ギガヘルツ/アップリンク14ギガヘルツの周波数帯。 新製品は、放送衛星や通信衛星から送られてきた12ギガヘルツ帯の電波を、1―2ギガヘルツ帯近辺の中間周波数に変換して受信機に送出する「アンテナ内蔵受信コンバータ」の低雑音の初段などに用いるトランジスタ。 パッケージ基板への実装が容易な業界標準のマイクロXタイプを採用し、低雑音特性も向上、衛星通信機器の生産性と高機能化にも貢献する。表面処理プロセッサの改良で、デバイス内部から発生する雑音の尺度である雑音指数(NF)は0.35デシベルで、従来比0.05デシベル改善している。 同社は今後、プラスチックパッケージのKa帯(18―20ギガヘルツ)DBS向けHEMTの製品化も予定している。 ※マイクロXタイプ=4本のリードが十字型の小型パッケージ。 |
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