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グラフィック印字やQRコードなど高精細印画パターンにも対応した高速・高耐圧サーマルプリントヘッド
グラフィック印字やＱＲコード（二次元バーコード）などの高精細印画パターンにも対応し、ＰＯＳ、バーコード、券売機、計量器、ゲームマシンなどで要望の強い厚膜サーマルプリントヘッドの高速化、高画質化に応えた。中国・大連工場で、０７年１月から当面月産能力１０万個で量産を開始する。 これを皮切りに、同社はサーマルプリントヘッドの製品シリーズを一新する。 厚膜サーマルプリントヘッドは、ＦＡＸ用「Ａ」、低電圧駆動のモバイルプリンタ用「Ｂ」、ＰＯＳ／ＥＣＲ用「Ｃ」、高速ＰＯＳ／ラベルプリンタ用「Ｄ」、フォトプリンタ／スケールプリンタ用「Ｅ」として用途別に性能、機能を高め、１月から順次量産する。 従来の薄膜サーマルプリントヘッドは、独自のステップフリータイプに切り替え、「Ｓシリーズ」としてシリーズ化する。 新製品２機種は、厚膜の上に薄膜で高硬度膜をつけた厚膜プラス薄膜のハイブリッド構造を採用し、ノーマルコートの約倍の１００キロメートルＭＡＸの標準摩耗時間を実現した。 グレーズ（蓄熱層）下部の幅を狭め、高さも低くすることで体積を抑え、熱応答性を向上。 グレーズ曲率も上げて、紙への熱伝達効率を高め、２５０ミリメートル／秒の高速でも、にじみのない鮮明な高画質印字を実現した。従来ヘッドに比べ、飽和濃度時のエネルギーを２０％削減、濃度効率を２０％上げた。クロック周波数を、これまでの８メガヘルツから１６メガヘルツに高速化。回路電源電圧を５Ｖから３.３―５Ｖまで広げた。 |
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