電波プロダクトニュース
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現行DRAM 設計に比べ携帯電話の性能を5倍に消費電力を30%低減する第2世代フュージョンメモリ フュージョンメモリーは、メモリーとロジックコントローラを一つに融合したチップ。OneDRAMはサムスンにとってOneNANDに続く2番目のフュージョン製品となる。 クロック周波数133メガヘルツ、512メガビットの同メモリーは、デュアルポート設計により、二つのプロセッサ間のデータ伝送速度を大幅に向上させた。二つのプロセッサのデータを、一つの共有バンクで管理できるのが特徴だ。 携帯電話には通常、通信用とアプリケーションの二つのプロセッサが搭載され、それぞれ専用のDRAMバンクを持つ。マルチメディア機能に対する需要の急速な高まりから、設計者はこれまで二つのプロセッサを使用してきた。 だが、OneDRAMはプロセッサ間のデータをシングルチップを通じて流すため、バッファメモリー用のDRAMとSRMAが不要となる。 サムスンによると、OneDRAMは1個で、最低でもハイエンドスマートフォンやマルチメディア対応端末に使用される二つのモバイル用メモリーに置き換えることが可能という。 この新しいフュージョンチップの使用で、プロセッサ間のデータ通信速度が大幅改善されるほか、使用するチップ数が少なくなることで、既存のDRAM設計構造より消費電力を30%削減できる。 この結果、端末メーカーはデータ処理能力が従来比5倍で、バッテリ寿命の長い、より薄型の端末設計が可能になるとしている。 サムスンは来年下半期に同チップの携帯電話市場向け出荷を開始。その後、ゲーム機器を含むモバイル製品、3Dグラフィックス対応民生電子機器までターゲット市場を拡大する。これにより、OneDRAMの売上げは07年から11年までで25億ドルに達すると同社は試算している。 |
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