電波プロダクトニュース
061124_02
北米市場大手自動車メーカー向け6種類の通信・放送メディアに対応した複合マイクロアンテナ ヨコオはこのほど、北米市場大手自動車メーカー向けに、最大6種類の通信/放送メディアに対応する「複合マイクロアンテナ(HEXアンテナシリーズ)」の本格量産出荷を開始した。同アンテナの売上高として、06年度は4億円程度、07年度には10億円を見込む。 自動車を取り巻く通信/放送メディア環境が多様化する中で、複数の通信/放送メディアに一つのアンテナ筐体で対応できる「複合アンテナ」の優位性が、車両デザイン性やコスト面から、自動車メーカーに認知され、純正部品としてのニーズが向上している。 同社のHEXアンテナシリーズは、一つのアンテナ筐体で、AM/FMラジオ、GPS、SDARS、AMPS/PCS(セルラーフォン)という周波数の異なる六つの通信/放送メディアに対応。北米市場で、自動車で利用できるすべてのメディアに対応可能。04年夏頃から受注活動を推進していた。開発に当たっては、各メディア用の複数のアンテナ素子を同一の筐体内に取り込むうえで、従来難しかった各素子間の相互干渉防止技術を確立。AMP回路部を新設計として、高利得/低NF/高安定性を実現するとともに、設計の最適化により、アンテナベース部の面積を55平方センチメートルと画期的な小型化を実現した。同時に、複合化による一体化により、トータルコストを約30%削減、低価格化を図った。 同アンテナの生産は、全量を中国・東莞友華汽車配件有限公司(東莞市)で行い、主要部材は、現地調達を推進し、さらにコスト競争力を高めていく計画。増産に伴う生産ラインの増設も近く完了する見込み。 今回確立したアンテナ複合化技術を応用した製品は、今後はアジアや欧州向け車両市場でも拡販を推進していく方針。 |
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