電波プロダクトニュース
061123_05
無線コントロール機器向け高性能次世代ワイヤレスコントロールレシーバ 独インフィニオン・テクノロジーズはこのほど、高性能の次世代ワイヤレスコントロールレシーバ「TDA523X」ファミリを発表した。 省電力化と小型設計が求められる無線コントロール機器を対象に開発したものだ。ガレージ扉の開閉リモコンやセットトップ端末(STB)、セキュリティシステム、リモートキーレスエントリ(RKE)、タイヤ空気圧監視装置など、各種低消費電力装置に最適とされる。 産業・科学・医療用に割り当てられたISM周波数のうち、31、434、868メガヘルツで使用できるよう設計され、通常はシステムのマイクロコントローラ(MCU)が処理するタスクの一部を肩代わりすることができる。 同社のセンス・コントロール事業、販売担当ディレクター、トルシュテン・フィッシャー氏は「従来のレシーバは単に信号を受信して転送するだけだったが、TDA523Xは入力信号を詳細までデコードして必要なデータとそれ以外を区別し、データが有効かどうか、MCUに転送する必要があるかどうかを判断する。こうした高性能レシーバは世界でも初めて」と自信をみせる。 同製品によりマイクロプロセッサのアプリケーション負荷が一部軽減され、MCUのプログラミング用ソフトを開発する時間とコストを抑制する。顧客は効率良く、短期間でアプリケーションを市場に投入できるようになるとしている。 |
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