電波プロダクトニュース
061108_01
集積度を向上しながら消費電力を削減できる回路線幅55ナノのDRAM混載プロセス技術 NECエレクトロニクスはこのほど、回路線幅が55ナノメートルのDRAM混載プロセス技術「UX7LSeD」を開発した。 同社では、この技術を用いたDRAM混載LSIを携帯電話端末やゲーム機などの高度な画像処理と、低消費電力の両立が求められる分野を中心に、07年後半をメドに製品化し、量産を開始する計画。 今回の技術は、90ナノメートル世代のDRAM混載LSIで使用されている情報を記録するための容量(キャパシタ)部であるMIM(メタル・インシュレータ・メタル)キャパシタを形成する絶縁膜に、極薄ハフニウムシリケートと酸窒化膜を積層したゲート絶縁膜を採用している。 これにより、トランジスタのオン電流を約20%増加させ処理を高速化、さらにチャンネル部分の不純物濃度を低減することにより、ドレインと基板の間のリーク電流を低減し、データを長時間保持できるようにした。 また、ハフニウムシリケートの高誘電率絶縁膜と、ニッケルシリサイド、およびポリシリコンのゲート電極とを組み合わせて用いることにより、寄生抵抗の上昇を抑制して、高速動作を可能にした。 今回の技術を用いると、現行の90ナノメートルルールのDRAM混載LSIに比べ、集積度を向上しながら消費電力を削減できるため高性能、低消費電力の製品が容易に実現できる。 |
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