電波プロダクトニュース



061108_01
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月8日061108_01 NECエレクトロニクス 半導体集積回路 専用IC 一般民生用

集積度を向上しながら消費電力を削減できる回路線幅55ナノのDRAM混載プロセス技術


 NECエレクトロニクスはこのほど、回路線幅が55ナノメートルのDRAM混載プロセス技術「UX7LSeD」を開発した。

  同社では、この技術を用いたDRAM混載LSIを携帯電話端末やゲーム機などの高度な画像処理と、低消費電力の両立が求められる分野を中心に、07年後半をメドに製品化し、量産を開始する計画。

  今回の技術は、90ナノメートル世代のDRAM混載LSIで使用されている情報を記録するための容量(キャパシタ)部であるMIM(メタル・インシュレータ・メタル)キャパシタを形成する絶縁膜に、極薄ハフニウムシリケートと酸窒化膜を積層したゲート絶縁膜を採用している。

  これにより、トランジスタのオン電流を約20%増加させ処理を高速化、さらにチャンネル部分の不純物濃度を低減することにより、ドレインと基板の間のリーク電流を低減し、データを長時間保持できるようにした。

  また、ハフニウムシリケートの高誘電率絶縁膜と、ニッケルシリサイド、およびポリシリコンのゲート電極とを組み合わせて用いることにより、寄生抵抗の上昇を抑制して、高速動作を可能にした。

  今回の技術を用いると、現行の90ナノメートルルールのDRAM混載LSIに比べ、集積度を向上しながら消費電力を削減できるため高性能、低消費電力の製品が容易に実現できる。

| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |