電波プロダクトニュース
061020_03
路線幅50ナノの微細技術を利用した1GビットDDR2SDRAMの試作に成功 サムスンは、50ナノ技術による1ギガビットDRAMを08年第1四半期から量産する計画で、マイクロソフトの新しいウインドウズOS「ビスタ」を搭載したPC市場をターゲットに販売展開する。 MSでは「ビスタ」を動作するPCシステムのメインメモリー容量として、1ギガバイトを推奨。1ギガバイトのメモリーモジュールを形成するためには、1つの回路基板に512メガビットDRAMなら16個を集積する必要があるが、1ギガビットDRAMチップでは8個で済む。 記者発表の席で、サムスンの趙南勇副社長は「50ナノ技術によるDRAMは08年に量産に着手して、2011年には550億ドル規模の世界市場を作り上げるだろう」と語った。 また同社では当初、最も収益性の高い、高性能コンピュータ市場をターゲットとするが、その後はPCのメーンメモリーとして浸透させ、徐々にグラフィクスやモバイルDRAMチップ向けの新たなアプリケーション市場も開拓。これにより、現在同社のDRAM売上げの45%を占めるPC市場を縮小し、非PC市場の売上げ比率を高める考えだ。 50ナノ技術では、80ナノ技術より2倍、60ナノ技術を使った場合より55%多くDRAMを生産できる。また3Gトランジスタ構造により、リフレッシュタイム(再充電時間)が改善され、消費電力も減少。 今回の50ナノ技術によるDRAMチップの開発には、3次元トランジスタ技術RCAT、SEGほか、高誘電率(High―K)材料の多層化学蒸着技術が活用された。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト|
| ホームページへ戻る
|
次データへ
|