061017_03 アナログ・デバイセズ

061017_03
　

日付		メーカー名	製品分類	分類	用途
10月17日	061017_03	アナログ・デバイセズ	半導体集積回路	汎用リニアIC	パソコン・OA機器・LAN用

WiMAX認定端末向け高集積RFシングルチップトランシーバ2機種

　アナログ・デバイセズ（ＡＤＩ）はこのほど、ブロードバンド・ワイヤレス・アクセスのコスト低減と広範囲なカバーエリアの展開を実現するＷｉＭＡＸ認定端末向けＲＦ（高周波）トランシーバ・ファミリとして、同社初の高集積ＲＦトランシーバ「ＡＤ９３５２」と「ＡＤ９３５３」を発表した。現在サンプル出荷中で、量産は１２月の予定。価格は、１４.９５ドルから（１千個受注時単価）。

　この製品は、ＷｉＭＡＸ向けのダイレクトコンバージョン・トランシーバで、完全なＲＦやミックスド・シグナル・システムをシングルチップで提供する。

　ＡＤ９３５２は、デュアルバンド製品で、２.３ギガから２.７ギガヘルツ、および４.９ギガから５.９ギガヘルツの範囲、ＡＤ９３５３は、シングルバンド製品で、３.３ギガから３.８ギガヘルツの範囲で動作する。これらのトランシーバは、世界のほとんどの許可帯域、および許可不要帯域をカバーしている。

　トランシーバには、セルフ・キャリブレーション、自動ゲイン制御、送信パワー制御、自動周波数制御用サポート機能や、システム監視用補助ＡＤＣ、およびＤＡＣなどのスマート・システム機能、１２ビット１６０ＭＳＰＳ（メガサンプル秒）のＡＤＣ、およびＤＡＣを集積している。

　また、システムコスト低減用に、水晶発振回路をオンチップ搭載しているため、高価なＶＣＴＣＸＯ（電圧制御温度補償水晶発振器）が不要になる。

　９ミリメートル角６４ピンＬＦＣＳＰ（リード・フリー・チップ・スケール・パッケージ）で供給される。