電波プロダクトニュース
061013_07
車載用1500対1の高コントラスト8型ワイドTFTカラー液晶ディスプレイ 車載用液晶ディスプレイは、パソコンやテレビなど、家庭機器用に比べ、振動に対する高い耐久性や広範囲な温度下での動作が求められる。地図コンテンツの多様化や、DVDソフトの普及などにより大画面化、高精細化も加速し、運転に必要な情報を表示するインストルメントパネル(インパネ)用としての展開も期待されている。モバイル液晶第1事業本部の永安孝好設計センター所長は「06年は車の世界年間生産台数6千万―7千万台のうち、カーナビ、リニアモニター、インパネなどの液晶製品搭載車は約1千万台と、わずか6分の1程度。現在、カーナビが中心だが、今後はインパネ用が大きく伸び、採用増が見込まれる」と話す。 新製品は画面サイズ8型、画素数800×480。視野角は上下・左右176度。動作温度範囲はマイナス30―プラス85度C。ASV液晶技術を採用し、カラーフィルタおよび偏光板の性能を向上、新規画素設計を導入した。高耐久性・信頼性を保ちながらも、黒輝度を0・26カンデラ/平方メートルに抑え、白輝度400カンデラ/平方メートルとの比率を、従来の3倍に高めた1500対1の高コントラストにより、深みのある黒を実現している。 今後は、インパネ以外にも、フロントナビや、地デジ放送の高画質に対応するリニアモニター向けとしても提案していく。 |
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