電波プロダクトニュース
060927_07
高性能・低消費電力・高メモリー密度が要求されるアプリケーション向け世界初の1ギガビットDDR3メモリー 【ニューヨーク支局】メモリー半導体大手の米マイクロン・テクノロジーは25日、世界初の1ギガビットDDR3メモリーを発表した。高性能、低消費電力、高メモリー密度が要求されるゲーム用PCやサーバー、スーパーコンピュータ、高精細テレビ(HDTV)など幅広い分野に対応する。 マイクロンが開発したDDR3は、クロック周波数400メガヘルツから800メガヘルツで、毎秒800メガトランスファ(MT/s)から1600MT/sのデータレートをサポート。 その高速性は、前世代DDR2の2倍。最大スピード時は10万ページの文書ファイルをわずか1秒で伝送することが可能だ。供給電圧は前世代の1.8ボルトから1.5ボルトに低下し、消費電力を従来比最大30%削減できる。 マイクロンは、07年初頭に製品の生産開始を予定している一部顧客向けに、既に評価サンプルを出荷している。x4、x8、x16の出力設定で提供され、電子部品の標準化団体、米JEDECによる最新のDDR3仕様に準拠する。モジュール密度は512メガバイトから4ギガバイトをサポート。FBDIMMs、UDIMMs、SODIMMs、RDIMMsなどのモジュールタイプに対応する予定だ。 米調査会社IDCによると、米マイクロソフトの次世代ウインドウズOS「ビスタ」を搭載したPCの発売で、07年初頭はメモリー不足が見込まれている。このため、DDR3の恩恵を享受できるのは当初、サーバーやノートPC、デスクトップPCに限られそうだ。 |
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