電波プロダクトニュース
060918_01
DVD重視の組み立て設計思想採用のハーフハイト・コンボドライブ用光ピックアップ 日本電産サンキョーは、COMBO H/H(ハーフハイト・コンボドライブ)用光ピックアップの新製品として、大幅な性能改善とコスト競争力強化を図った「SRU5000シリーズ」の量産を10月から立ち上げる。 同シリーズ投入により、全世界のハーフハイト・コンボドライブ用光ピックアップ市場でのシェアを、現行の約7割から100%への引き上げを目指す。DVD記録系市場への本格参入も視野に入れる。 SRU5000シリーズは、同社従来品のハーフハイト・コンボドライブ用ピックアップが、CD―R基準での光学設計などを施していたのとは異なり、DVD記録系への布石として、DVD重視の組み立て設計思想を採用した。 性能改善に当たっては、光学部品の素子感度改善のため、素子設計の見直しや、HM非点収差量低減を図り、アクチュエータについても、DVD記録基準の高速応答アクチュエータ(従来比20%向上)を開発した。パテントは9件出願中。 コスト面では、部品点数削減や、光学パーツのプラスチック化推進、低価格の部材・部品への置き換え、内製部品のさらなる拡大を推進することにより、競争力向上を図っている。 量産開始時期は、今年10月から1社目の供給を開始し、07年1―3月期には、2社目と3社目の立ち上げを計画する。「07年3月には、当社のCOMBO H/H用光ピックアップの7―8割をSRU5000シリーズが占めるとみている」(藤田雄二OPU事業統括部副事業統括)。 歩留まりについては、量産開始段階で85%以上、量産時には、95%以上を目指す。 現在、同社のハーフハイト・コンボドライブ用光ピックアップの世界シェアは約7割だが、新シリーズ投入で、内作メーカーなどを取り込むことで、「シェア100%化を目指す」。 DVD記録系ドライブ用光ピックアップについても、既に手掛けているスリムドライブ用のほか、本格参入を視野に入れた取り組みを進める。 |
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