電波プロダクトニュース



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9月7日060907_04 沖電気 半導体集積回路 専用IC 自動車機器用

デジタルインターフェースで1チップに集積したDSRC対応のITS車載器用路車間CMOSRFIC


 沖電気工業はこのほど、業界で初めてデジタルインターフェイスで1チップに集積したDSRC(狭域通信)対応のCMOS送受信回路(RFIC)「ML9636」を開発、6日からサンプル出荷を開始した。サンプル価格は2千円(税別)。量産出荷は07年7月の予定で、販売目標は月20万個。

  ML9636は、ARIB STD-T75狭域通信システム標準規格1.3版に準拠した、5.8ギガヘルツDSRC(ASK/QPSK)通信に最適なITS車載器用路車間RFIC。DSRC用ベースバンドLSIと組み合わせることにより、DSRCシステムに適用できる。

  このICは、CMOS技術を採用し、RF部とMODEM部を1チップに集積することにより、ベースバンドLSIとのインターフェイスの受信信号・送信信号ともにデジタル化を実現可能とした。

  これにより、ベースバンド側でRF特性を作り込む必要がなくなり、高速のADCとDACの搭載が不要になり、ベースバンドLSIおよびDSRCシステムの開発期間が短縮できる。

  同社では、この製品を積極的に拡販することにしており、今後、さらに路車間通信の分野への参入も計画している。

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