電波プロダクトニュース
060706_02
高速処理と大容量アドレス空間に対応した8ビットマイコン用コア 新コアは、アーキテクチャを見直し、1命令サイクルをクロックの限界である1クロックにしている。これによって、同一クロック動作時においては、同社従来品の4倍のパフォーマンスを得ることができるとしている。 また、RTLベースの同期設計、セレクタ方式のバス構造を採用しているため、システムLSIコアへの流用性が飛躍的に向上している。 さらに、アドレス空間の大容量化を図るため、オペランド、オペコードとデータを分離し、コードとデータのそれぞれを専用アドレス空間で独立して管理する独自の方式を採用することで、処理速度に影響を与えることなく、最大128キロバイトのアドレス空間まで対応可能としている。 これにより、デジタル家電のサブマイコンのような小規模なアプリケーションから、エアコンや洗濯機などの大容量ROMが必要になる大規模なアプリケーションまで、一つのコアで対応できる。 TMP89FS60UG/FGは、高速処理、大容量ROMという特徴に加え、オンボードデバッグユニットを搭載し、量産基板でのデバッグによるセットの開発効率の向上、フィールドでのソフトのバージョンアップを可能としている。 |
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