電波プロダクトニュース



060526_02
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月26日060526_02 日本セラミック ユニット センサーモジュール 自動車機器用

ハイブリッド車や産業機器向け磁気比例式と磁気平衡式の各種電流センサー


 日本セラミックは、電流センサーに本格参入する。自社で開発、生産している感磁素子(ホール素子)とフェライトを用いた磁気比例式と、磁気平衡式の両方式の電流センサーを取り揃え、まず、ハイブリッド車のバッテリ充放電制御、モーターのインバータ制御向けや、産業機器用モーターインバータ制御向けに供給していく。

 磁気比例式電流センサーは、カスタム対応で一部供給していたが、新規参入の磁気平衡式とともに6月にサンプル出荷開始、7月から本格量産する。

 磁気比例式電流センサーは、ハイブリッド車向けNC―Hタイプ(電流容量150―300アンペア、電源電圧プラス5ボルト単一、動作温度範囲マイナス40―プラス85度C、外形寸法41.0×18.0×21.3ミリ)/NC―Sタイプ(50―150アンペア、プラス12ボルト駆動、マイナス30―プラス125度C、18×14.1×17ミリの基板搭載型)と、産業機器向けNC―Uタイプ(―50アンペア、プラス12ボルト駆動、マイナス30―プラス125度C、19.8×18.8×17.9ミリの基板搭載型)を発売。

 磁気平衡式電流センサーは、電流容量50―300アンペアのバスバー型、3―30アンペアの接続型、5―50アンペアの接続型の3タイプの設計を完了し、4タイプ目を設計中。6月のサンプル出荷時には4タイプを取り揃えて、7月から量産を開始する。

 カスタム対応で車載向けに、磁気比例式を年間6万個生産する電流センサーの本格参入に向け、磁気比例式と磁気平衡式の両電流センサーの生産を、八東事業所(鳥取県八頭郡)で立ち上げる。08年度までに、フィリピン工場に生産移管し、両電流センサーで年産200万個規模に引き上げる。200万個のうち磁気比例式が160万個、磁気平衡式が40万個とみる。デザインインしている電流センサーの生産が、08年度以降から立ち上がると予想、大幅増産を計画する。

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