電波プロダクトニュース
060524_03
スチームジェット技術採用で環境対応や優れた難燃性を持つ次世代不織布 スチームジェット技術は、三菱レイヨン・エンジニアリング(東京都、増田繁明社長)が開発した世界初の設備を導入したもので、不織布開発・加工技術は、両社の共同開発となるもの。蒸気の熱と噴流の同時作用によって、これまでと異なる新しい不織布を製造でき、素材や加工条件の選択によっても、より特徴のある不織布を製造できる技術。 開発した「フレクスター」は、クラレの独自素材であるエバール繊維「ソフィスタ」、水溶性繊維「クラロンK―U」、潜在捲縮繊維「ミクロクリンプ」を原料とし、これらの独自原料を持つ特徴を生かした不織布を開発した。 新製品は(1)接着剤不要で製造エネルギーが少なく、リサイクル(再成形)が可能(2)形態安定性があり高強度(3)表面摩耗強度が強く発塵が極めて低い(4)高い空隙率を持ち、構造・強度など樹脂発泡体に匹敵する(5)ボード形状にしたものは極めて難燃性が高く、有毒ガスも発生しない(6)繊維油剤・工程コンタミなどがスチームジェットにより除去され、安全性が向上し、クリーン度が高い、といった特徴を持つ。 親水性・親油性がともにあるので、インクジェット用吸液体とか、通気性・吸水性、肌に優しいことからブラジャ・パッド、ヘルメットなど、クッション材に、高伸縮弾性、自着性、ケミカルフリーといった特徴から伸縮自着包帯など、また耐薬品性、低毛羽という点ではクリーンワイパーなどの用途が考えられる。 さらに環境対応性、難燃性、強度からみて、建築用・家電用などの吸音断熱難燃材にも適している。 規則の不織布にはない特性・機能を有する次世代の不織布として、新たな用途提案を強化していく。 |
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