電波プロダクトニュース
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垂直磁気記録技術採用で3.5インチ・容量750ギガバイトのHDD 【ニューヨーク支局】HDD(ハードディスクドライブ)世界最大手の米シーゲイト・テクノロジーは26日、デスクトップPC向けとしては業界で初めて垂直磁気記録技術を使用した3.5インチ「Barracuda(バラクーダ)7200・11」ファミリの新製品として、容量750ギガバイト(GB)版を発表した。 垂直磁気記録方式は、従来の長手記録方式がディスク上のデータビットを記録媒体面に対し水平に配置するのに対し、垂直に配することでデータ密度、容量、信頼性を大幅に向上させる技術。同じ時間内にドライブヘッド下を通過するデータビット数が増えるため、回転速度を上げずにドライブ処理量が大幅に向上する。 シーゲイトは既に同技術を採用したノートPC、サーバー、デスクトップ用ドライブを市場投入。民生電子用の1インチ製品も開発済みだ。 同社が今回発表した「7200・11」ファミリの新製品は、4枚プラッタで3.5インチとしては世界最大容量の750ギガバイトを実現。これを加えることで、同ファミリは200ギガバイトから750ギガバイトまで広範囲のデータ容量を提供し、PCから中小企業向けの低コストサーバー、SATAサーバーなどの大容量、高密度、高信頼性ドライブに対するニーズに対応していく。 バラクーダ7200・11ファミリは、記録密度が1平方インチ当たり130ギガビット(ディスク当たり最高180ギガバイト)、キャッシュサイズ8―16メガバイト。毎秒1.5ギガビットと3.0ギガビットのデータ転送速度を利用できるシリアルATAインターフェイス機能を有する。 またNCQ技術の採用で、作業負荷が高い状況でもドライブの機械的な摩滅を防止する。 このほか、ディスク全体の読み出し、書き込み性能の安定性を最大限に引き出す「フライングハイト調整」や、メディア表面の均一性とドライブ信頼性を維持する「クリーン・スイープ」機能をサポート。同ファミリは既に、流通網経由で出荷を開始している。 |
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