電波プロダクトニュース
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省エネで環境に強い半導体新素材「シリコン・ガラス基板上に作製した酸化モリブデン」 【名古屋】PPLジャパン(名古屋市中区、玉置訓央社長)は、高知工科大学工学部の河東田隆教授の研究グループと共同開発した半導体新素材「シリコン基板およびガラス基板で作製ナきる酸化モリブデン」のサンプルウエハーを今月から出荷した。 河東田教授の研究グループが、3月の応用物理学会で発表したのが「シリコン・ガラス基板上に作製した酸化モリブデン」という特性、製造方法で画期的な半導体新素材である。 新素材の禁制帯は3.45-eVで、700℃の低温で薄膜を形成できる。酸化モリブデンは、波長が388ナノメートル以下と短く、380ナノメートル付近の波長の光である紫外線領域を実現する。 主な用途として、消費電力が少ない携帯電話や電気製品、自動車など、耐熱性の高いパワー半導体や紫外線領域の発光ダイオード(LED)に応用できる。 このほど名古屋市の全日空ホテルで開かれた理論説明会で、河東田教授は「今回の新素材は、ワイドギャップ半導体の一つである。省エネで環境に強い。モリブデンは、地球上にイリジウムの10倍存在し、シリコンより上のミクロンクラスで作れる。日本発の優れた半導体材料になることを期待している」と説明した。 新素材のサンプルウエハーは、PPL ASEDE(河東田研究所)が製造。 |
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