電波プロダクトニュース
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鉄心外径の世界最小43ミリを実現した小型換気扇用コンデンサモーター 三菱電機はこのほど、小型換気扇に用いるコンデンサモーターにおいて、固定子コア(鉄心)外径の世界最小化(43ミリメートル)を実現した小型換気扇用コンデンサモーター「07SSモーター(MINIMO)」を開発した。軽量、コンパクトで、省エネ性と耐食性にも優れている。 国内特許8件出願中。同社では、今年秋以降にも同モーター搭載の小型換気扇を順次発売する予定。 03年7月施行の建築基準法の改正に伴い、シックハウス対策としてほぼ全居室への常時換気設備導入が義務化された。台所や浴室のほか、居間や寝室にも設置されるため、居室の意匠性を損なわない小型薄型の換気扇が求められている。これらの換気扇は、24時間運転のため、省エネと長期間の耐久性も求められる。 新モーターは、こうしたニーズに対応したもの。容積、質量ともに従来の半分以下で、生産性に優れ、小型換気扇の小型化・薄型化に貢献する。高効率で、高湿度環境でも無塗装で、長期使用に耐える耐食性を有している。 特徴としては、固定子コアの電磁界分布の最適設計と、集中巻方式の組み合わせにより、出力0.5ワットクラス換気扇用モーターでは、世界最小のコア径43ミリメートルを実現。従来製品と比べ、長さ35%減、容積68%減、質量73%減を実現した。薄型化によりインテリア性が高く、軽量化により施工性に優れた小型換気扇開発に貢献。モーターの小型化で、換気扇の内部風路拡大による送風特性の向上も期待できる。 新巻枠分割構造と巻線工法の開発により、従来比12%増の巻線占有率90%を実現。高密度巻線による効率向上と、固定子コアと回転子コアとのすき間を狭くしたことでの効率向上で、小型換気扇の消費電力を最大30%削減可能。 モーター外郭に溶融亜鉛メッキ鋼板よりも耐食性に優れた高耐食性溶融メッキ鋼板を使用し、さびの発生時間を約4倍に向上。従来は、プレス加工時の表面の傷からさびが発生することがあったが、今回、傷をつけない絞り加工条件を見いだし、浴室などの高湿度下でも塗装不要な高耐食性を確保した。 |
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