電波プロダクトニュース
060317_02
分散化方式のPOL電源で6-14ボルト入力電圧で動作可能な非絶縁型DC-DCコンバータモジュール FDKは、スイッチング電源事業において、DC-DCコンバータの標準タイプに特化する方針を打ち出した。そのため、標準DC-DCコンバータモジュールを開発する若手エンジニアで構成した専門部署「ファイアプロジェクト」を開設。その第1弾として、分散化方式のPOL(ポイント・トゥ・ローカル)電源として、6-14ボルトの広範囲入力電圧で動作が可能な非絶縁型DC-DCコンバータ「Senpaiシリーズ」を開発した。高信頼性が要求されるネットワーク機器、計測機器などに向けてサンプル出荷を開始した。 新製品は、電子機器内の温度上昇によって起こるコンバータの性能低下を抑えるため、部品の簡素化および実装基板の最適化に加え、回路デザインを大幅に見直した。その結果、コンバータ自体での熱発生が抑制されるとともに、温度環境の変化に強い高信頼性を実現した。 電力を供給する側の電圧変動による影響を避けるため、6-14ボルトの広範囲入力電圧仕様に設計。さらに、オプション設定によって、出力電圧を0.75-5.5ボルトで設定可能にした。幅広く利用できるように、業界標準サイズの設置面積およびピンレイアウトで設計するとともに、SMDとSIPの2タイプを揃えた。 変換効率は95%。環境負荷規制のRoHS指令に対応。 同社は、06年度から取り組む中期経営計画でFPD、モバイル、車載とともに、パワーを重点市場とした事業を展開。その中で、パワー市場については電池、次世代キャパシタとともに、スイッチング電源においては「市場の成長性、収益性などから、コア技術を生かせる標準のDC-DCコンバータモジュールを中心に事業を拡大していく。設計段階から作りやすさや原価などを配慮する。生産体制では、国内外に高密度実装が可能な工場を展開しており、最適生産化を追求していくほか、フェライトからコイル、トランスなどのコア技術を中心に、部材の内製化率を高め、コストダウンを推進する」(杉本俊春社長)。 |
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