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ICカード向け大容量EEPROMとマスクROM搭載の32ビットマイコン3品種  ルネサス テクノロジはこのほど、第３世代携帯電話用ＵＳＩＭカードや、マルチアプリケーションカードなどのＩＣカード向けに、大容量のＥＥＰＲＯＭとマスクＲＯＭを搭載した３２ビットＩＣカードマイコン「ＡＥ５６Ｃ」「ＡＥ５７Ｃ２」「ＡＥ５８Ｃ１」の３品種を製品化した。 ＡＥ５６Ｃは４月、ＡＥ５７Ｃ２は５月、ＡＥ５８Ｃ１は７月からサンプル出荷を開始する。価格は、それぞれ３５０円、５００円、７５０円（ＣＯＴで1000個受注の場合の単価）。量産は、７月からＡＥ５６Ｃを月２０万個で開始し、０７年１０月には３品種合計月６００万個を予定している。 ＥＥＰＲＯＭは、定評のある独自のＭＯＮＯＳ型を採用し、かつ回路の工夫によりメモリーセルサイズの低減を図り、優れたコストパフォーマンスを実現している。ＡＥ５６Ｃで７２キロバイト、ＡＥ５７Ｃ２で１４４キロバイト、ＡＥ５８Ｃ１では２８８キロバイトのＥＥＰＲＯＭを搭載している。 また、３製品とも４８０キロバイトのマスクＲＯＭを搭載し、汎用ＯＳのバージョンアップに伴う大容量化に対応可能である。 さらに３製品は、高性能の３２ビットＣＰＵコア、高速通信をサポートするＤＭＡＣ、高セキュリティを実現する最新暗号の高速処理が可能なＡＥＳ暗号対応コプロセッサと、べき乗剰余演算用コプロセッサを搭載している。全製品とも、既存のＡＥ―５シリーズと完全互換のため、ソフトウエア資産の流用ができ、開発期間の短縮が図れる。 | ||||||||||||