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過酷な環境で使用される車載向けに最適な高信頼タイプと多連タイプの薄膜チップ抵抗器  パナソニック エレクトロニックデバイスは、過酷な環境で使用されるカーエレクトロニクス分野に適した、高信頼タイプと多連タイプの薄膜チップ抵抗器を今月から量産する。 両タイプとも独自の高信頼性薄膜抵抗材料を採用。薄膜形成、加工プロセスの最適化を図り、同社従来品で40℃、８５％で1000時間保証だった負荷寿命を85℃、８５％で1000時間保証とした。カテゴリ温度範囲も、同社従来品のマイナス55-プラス125℃からマイナス55-プラス155℃まで広げた。 高信頼タイプは、１６０８サイズ（1.6×0.8×0.4ミリ）の「ＥＲＡ３Ａシリーズ」（抵抗値範囲10オーム-330キロミリオーム、定格電力0.063ワット）と、２０１２サイズ（2.0×1.25×0.45ミリ）の「ＥＲＡ６Ａシリーズ」（10オーム-1メガオーム、0.1ワット）。 両シリーズ抵抗値許容差±0.1％、±0.5％の高精度を実現。抵抗温度係数（ＴＣＲ）も、±25×10のマイナス６乗/℃に抑えた。 今月から月産1000万個で本格量産に入る。サンプル価格６円/個。 多連タイプは、３２１６サイズ（3.2×1.6×0.4ミリ）パッケージに４素子を多連で構成した「ＥＲＡ３８Ｖシリーズ」（抵抗値範囲100オーム-220キロオーム、定格電力0.063ワット/素子）。隣接する抵抗体の特性がほぼ同じになるという薄膜抵抗体の特徴を利用し、素子間の抵抗温度係数の差を示す相対ＴＣＲを１０×１０のマイナス６乗/℃まで低減した。 また、レーザートリミングによる抵抗値調整の精度を向上し、素子間の抵抗値許容差の差を示す相対抵抗値許容差を0.1％に高精度化した。カスタム対応で２素子、３素子も供給できる。 今月から月産５０万個で本格量産を開始する。サンプル価格２０円/個。 | ||||||||||||