060223_04
波長870/940ナノメートルの高出力・赤外線アルミ・カリウムひ素LEDエミッタ  【台北支局】台湾を拠点に、アジアで積極的に事業を展開している米アバゴ・テクノロジーズは、波長８７０および９４０ナノメートル（ｎｍ）の高出力・赤外線（ＩＲ）ＬＥＤエミッタ「HSDL-42xx」ファミリを発表した。いずれも、５ミリの挿入型パッケージで提供する。 ＩＲエミッタの新製品は、アバゴの高出力アルミ・ガリウムひ素（ＡｌＧａＡｓ）ＬＥＤ技術を使用して組み立てられ、放射強度、スピード、低順方向電圧に最適化されている。５ミリのパッケージは、広範囲の電流に電力を有効に放散できるアイアンリードフレームで構築される。 これらは、民生、産業用、通信アプリケーションにおける赤外線トランシーバのリンク距離の拡大と、より高いデータレートに対するニーズに対応するよう設計されており、アクセス制御や携帯型計測機器からＩＲ光学式マウス、火災感知器、ＩＲ・ＬＡＮトランシーバ、オーディオリンク用に適している。波長８７０ナノメートルのエミッタは、ＩＲ通信向け、９４０ナノメートルの製品は通常、遠隔制御アプリケーション向けに使用される。 「HSDL-4250」と「同４２５１」は、ピーク波長８７０ナノメートル、２０ミリアンペア（ｍＡ）で1.4ボルト（Ｖ）の低順方向電圧、立ち上がり・立ち下がり時間４０ナノ秒。強度１００ナノワット/sr、視野角３０度となっている。 「HSDL-4260」は、ピーク波長８７５ナノメートル、１００ミリペアアンでの軸上強度２００ミリワット/sr、順方向電圧は２０ミリペアアンで1.4ボルト。このほか、ピーク波長９４０ナノメートルの「HSDL-4270」と「同４２７１」もある。 | ||||||||||||