電波プロダクトニュース
060216_02
都市間の40ギガbps光ファイバ通信システムを実現する6種のデバイス 三菱電機は、都市間の40ギガbps光ファイバ通信システムを実現する6種類のデバイスを開発した。 光信号の時間幅を拡大することによって、信号波形劣化を低減できる多値変調の有望な方式のひとつである差動4値位相変調(DQPSK)を採用し、従来の2値変調方式に比べ、伝送距離を4倍に延ばすことができる。 高速化により生じる伝送距離の制限を緩和し、既設の光ファイバを有効利用した大容量通信ネットワークの構築が可能となる。 6種類のデバイスは(1)遅延復調モジュール(2)バランストレシーバモジュール(3)多波長一括分散補償モジュール(4)機器間接続用短距離光送受信モジュール(5)ターボ符号誤り訂正LSI(6)波長可変レーザーダイオード。 遅延復調モジュールは、4つの光の位相に対応し、4つの信号に復調する。バランストレシーバユニットは、2つのフォトダイオードを用い、受信感度を2倍に改善。40ギガbps光信号の原理的な受信感度劣化を補う。多波長一括分散補償モジュールは、1台のモジュールで最大32波長の波長分散を一括で補償できる。波長分散による波形ゆがみを効果的に補正する。 機器間接続用短距離光送受信モジュールは、通信装置内の機器間接続用短距離の光インターフェイス規格「VSR規格」に準拠したMSA互換の光送信器を用いた。同社従来品に比べ、体積で60%の小型化を図った。 ターボ符号誤り訂正LSIは、2%のビット誤りまで訂正可能な世界最高の誤り訂正能力を持つ。40ギガbps光信号の原理的な受信感度劣化を補う。波長可変レーザーダイオードは、1チップで異なる40波長を発生できる。1種類の装置でシステムのどの波長にも対応可能。 |
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