電波プロダクトニュース
060109_01
0.5ミリピッチの100ピンQFPフローハンダ付けでブリッジ無しを実現 日本スペリア社(大阪府吹田市、西村哲郎社長)は、独自開発の錫-銅-ニッケル系鉛フリーハンダ「SN100C」を使用した狭ピッチのフローハンダ付けでブリッジのないハンダ付けを実現した。 SN100Cの特徴であるハンダの流動性が、高さによって0.5ミリのファインピッチ100ピンQFPのフローハンダ付けでもブリッジのないハンダ付けを可能にした。同社ではこれまで、ブリッジなしのハンダ付けは0.65ミリピッチの100ピンQFPのフローハンダ付けまでしか対応できていなかった。 今回、0.5ミリピッチの100ピンQFPのフローハンダ付けでブリッジなしのハンダ付けができることを実証した。 SN100Cは、少量のニッケルを配合することで、従来の錫鉛共晶ハンダと同等の流動性を有し、ハンダ切れが良く、スルーホール基板に対し、優れたぬれハンダ上がりを示して、光沢あるフィレットを形成できる。 また、ドロスの発生も少なく、ハンダ槽のステンレス鋼や基板の回路、ランドの銅食われを最小限に抑え、ブリッジなどの不良の少ないハンダ付けが可能。銅分調整用SN100Ceを足していくため、入れ替えが必要なほかの鉛フリーハンダと比べ、ランニングコストが約半分で済むなど、多くの特徴を持つ。 99年に据置型VTRの量産ラインに初めて採用されて以来、PDP、DVD、ノートPC、携帯電話の充電器、エアコン、冷蔵庫、産業機器など、国内外で幅広く使用されている。優れた導電性が、音響機器の音質を向上させることから、ステレオなどのハイエンドモデルにも採用が進んでいる。 |
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