電波プロダクトニュース
041216_05
高精度アンプ ナショナルセミコンダクタージャパンは、高精度アンプ「LMP(リニア・モノリシック・プレシジョン)」ファミリーの出荷を今月から開始、同市場に本格的に参入する。 同社は、低ノイズ、広帯域特性を実現するVIP10プロセス技術によりLMH高速オペアンプやDVD、CD向けのLDD(レーザーダイオードドライバー)などで実績を有し、アンプ市場では世界シェア2位の実績を有する。しかし、産業機器や医療機器などで使用するセンサーの情報を高精度で増幅したりする、高精度アンプの提供は行っていなかった。 今回、新たに提供を開始するのが、産業、医療、ホームセキュリティなど、幅広い市場で使用されるセンサー向けの高精度アンプ「LMP2011」(シングル)、「LMP2012」(デュアル)、「LMP2114」(クワッド)の3製品。PCや自動車、産業機器向けの電流検出アンプ「LMP8270」のサンプル提供も始めており、2006年にはラインアップを40製品に拡張、「2年後には20%の市場シェアの獲得を目指す」(同社)としている。 併せて、設計者がアナログ設計を容易にできる、オンライン上の設計開発環境ツール「WEBENCH」に高精度アンプとフィルター選択を追加した。これにより180種類のアンプから20万種類以上のカスタム化されたローパスフィルターの設計が可能で、システム設計を考慮した部品選定ができる。 「LMP2011」など3製品は、最大25μVの低いオフセット電圧、温度のふれによる影響は0.015μV/度C、2.7V動作に対応する。今後はレーザートリミング技術により、オフセットを最小限に抑えるなどの高精度化と12Vの高耐圧化、レールトゥーレール回路の対応などを進めていく計画。 |
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