電波プロダクトニュース
041215_03
8ビットマイコン 松下電器は0.18μメートルの微細プロセスと低消費電力フラッシュメモリーを採用し、業界トップレベルの高速処理、低消費電力を実現したフラッシュメモリー内蔵8ビットマイコンを開発した。 内部10Mヘルツ動作のAM13CPUコアを用いた「MN101Cシリーズ」と、16ビットマイコン並みの内部20Mヘルツ動作のAM13ECPUコアを搭載した「MN101Eシリーズ」の2シリーズを揃えた。 101CシリーズはROMサイズ64KB、パッケージ48ピンTQFPの「CF91D」/64KB、64ピンLQFPの「CF96D」/128KB、80ピンTQFPの「CF95G」の3品種、101Eシリーズは512KB、100ピンQFPの「EF16N」の1品種を12月末からサンプル出荷を始め、05年1月に月産10万個で量産を開始する。前工程は砺波工場、後工程は魚津工場で行う。価格は0.35μメートルプロセス採用のマスクROM内蔵8ビットマイコンと同等に抑えた。 0.35μメートルプロセスが主流のフラッシュメモリー内蔵8ビットマイコンで業界に先駆けて0.18μメートルプロセス品を量産する。1年をかけて2シリーズでROMサイズ32―512KB、パッケージピン数44―128ピンの17品種を取り揃える予定。 101Cシリーズは小規模組み込み用でDSCの電源マネジメント用/レンズコントロール用や家電機器用、101Eシリーズはホームオーディオやカーオーディオのシステムコントローラー用などの需要を見込んでいる。 0.18μメートルプロセスの採用によって、メモリーサイズを従来の0.35μメートルプロセス品の約10分の1にしたフラッシュメモリーコアを搭載でき、フラッシュメモリー内蔵マイコンで業界トップレベルの小チップ化とCPI3.33の高速処理を実現した。消費電力も0.3ミリW/Mヘルツの業界トップレベルに抑え、内部20Mヘルツ動作時18ミリW、内部10Mヘルツ動作時九ミリWに低消費電力化した。 同社8ビット132ビットマイコンの統一アーキテクチャーを採用し、今回の新シリーズもC言語でのプログラム開発を実現。オンボードでのライターやオンボードデバッガーを使った開発環境を提供し、従来のマイクロROM版より開発期間を約4分の1の1週間に縮めることができる。 |
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