電波プロダクトニュース



041123_03
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月23日041123_03 村田製作所 受動部品 コンデンサ

チップ積層セラコン



 村田製作所は大容量チップ積層セラミックコンデンサー、0603サイズチップ積層セラミックコンデンサー、用途特化型チップ積層セラミックコンデンサー、ノイズ対策部品、ジャイロ、圧電センサー、ブルートゥースモジュール、無線LANモジュール、多層デバイスを05年度重点拡販製品に決めた。

大容量チップ積層セラミックコンデンサーはデュアルコアCPU搭載のPCの発売や携帯電話の高機能化の加速により、1μメートルの超薄層誘電体シートを採用した10μF品、22μF品を中心とした高付加価値品の大容量チップ積層セラミックコンデンサーの需要が増えると予想。 すでに70%のシェアを持つ0603サイズチップ積層セラミックコンデンサーは、数量ベースで前年同期比2.5倍となった04年度上期に引き続いて、05年度も携帯電話本体、DSC、DVCなどでの搭載がさらに増えるとみて、0402サイズ品とともに販売に力を入れていく。

用途特化型チップ積層セラミックコンデンサーは低ESLタイプやアレイタイプの需要が活発とみている。 また、ノイズ対策部品はEMI除去フィルターなどがデジタル家電向けをはじめ、中国の通信機器、欧州、日本のカーエレクトロニクス向けなどに需要が大きく伸びると予想。ジャイロも売上高はまだまだ少ないものの、DVC向けに加えDSCでも採用が増え、数量ベースでは04年度に続いて大きく伸長するとみている。

圧電センサーでは小型HDD用に大幅増となっているショックセンサーはPCに加え、AV機器向け小型HDD市場の拡大で04年度以上の伸びを見込んでいる。 モジュール製品はブルートゥース、無線LANの携帯電話、DSC、プリンターなどでの搭載率が高まるとみて、ブルートゥースモジュール、無線LANモジュールの需要に期待している。 多層デバイスは海外の通信機器向けLTCCモジュールの大幅伸長が05年度も続くと予想。特に好調なスイッチプレクサー向けの伸びは期待できるとみている。「デザインインしているものが05年度立ち上がってくる。値下がり率も着実に収斂されてきている。期待商品に力を入れ販売を伸ばしていきたい」と、藤田能孝取締役上席常務執行役員は話している。


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