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パワーMOSFET 
インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン（ＩＲジャパン）はこのほど、情報通信システムの電源モジュール用にチップセットを製品化、内蔵する耐圧100Ｖと40ＶのＤｉｒｅｃｔＦＥＴパワーＭＯＳＦＥＴも合わせて発表した。 このチップセットは、通信システムで使う36Ｖ―75Ｖ入力の電源や48Ｖ固定入力の電源を対象とするＤＣ―ＤＣコンバーター用で、プリント回路基板上の220Ｗまでの電圧変換回路や、無線基地局システムのアンプ電源などで特性を向上させる。今回のチップセットでは、同社独自の両面放熱パッケージ「ＤｉｒｅｃｔＦＥＴ」を採用したパワーＭＯＳＦＥＴとコントローラーＩＣ「ＩＲ２０８６Ｓ」で構成されている。パワーＭＯＳＦＥＴは今回、新たにＤｉｒｅｃｔＦＥＴパッケージを採用し、100Ｖ耐圧の「ＩＲＦ６６４４」「ＩＲＦ６６５５」、40Ｖ耐圧の「ＩＲＦ６６１３」「ＩＲＦ６６１４」の4品種が発表された。 今回のチップ・セットに採用すると、2段構成で効率の高いＤＣ―ＤＣコンバーターを実現できる。28Ｖで250Ｗ出力時に92.5％の高い効率が得られる。 また、耐圧100ＶのＩＲＦ６６４４を使うと、通信／ネットワーク・システムやハイエンド・コンピューター・システムなど48Ｖ固定入力バス・コンバーターの用途で、220Ｗ（出力電圧8Ｖ、出力電流27.5Ａ）出力時に最大効率95.7％が達成可能。 耐圧100ＶでＳＯ―８パッケージに収めたパワーＭＯＳＦＥＴを1個使う同様な回路に比べると、効率は約1％高まり、素子の温度は40度Ｃ下げることができる。 サンプル価格はＩＲＦ６６４４が300円、ＩＲＦ６６５５が130円、ＩＲＦ６６１３が400円、ＩＲＦ６６１４が170円、ＩＲ２０８６Ｓが670円。 |
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