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ADコンバーター 
日本テキサスインスツルメンツ（日本ＴＩ、Ｋ・バラ社長）は10日、高精度のＤＣ（直流）性能と、ＡＣ（交流）性能を同時に提供できる業界最高の帯域幅を実現した24ビットのＡＤＣ「ＡＤＳ１２７１」を発表した。 新製品は、50ｋヘルツの帯域幅、1.8μＶ／度Ｃのオフセット・ドリフト、最高109ｄＢのＳＮＲ（信号雑音比）を提供でき、計測器、分析器、医療機器などの工業用アプリケーションを対象に製品化されたもの。現在、サンプル（評価モジュールを含む）出荷に入っており12月からの量産開始を予定。サンプル価格は、845円（1000個受注時）。 同社はこれまで工業用およびオーディオ用の分野で高い販売実績を持っている。 ＡＤＳ１２７１は、中低速ながら高分解能を特徴とする“デジタルシグマ”方式のＡＤＣ（アナログ・デジタルコンバーター変換）。 ＤＣ特性においては、チョッパー・スタビライズド・デジタル・シグマ変調器による低いドリフト特性、低雑音特性の実現、デバイス上でのオフセット調整の実行可能、ＡＣ特性では、広い帯域幅プラスマイナス0.005ｄＢ以下の通過帯域リップルなどの特徴を持つ。 同社現行製品の高精度の「ＡＤＳ１２５ｘ」ファミリーと高変換速度の「ＡＤＳ１６ｘｘ」ファミリー双方の性能を兼備したのが、今回の新製品。 |
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